DM METHOD
DM(ダブルメタル)工法(建築技術性能証明工法 GBRC性能証明第10-01号)
QUALITY
先端翼は回転貫入鋼管杭に用いる鋳鉄製の羽根付き先端翼「FCD450A」の製造を国土交通大臣より認定を受けた工場にて製造します。自社工場は品質管理責任者や溶接資格者が常駐しており、品質管理体制は万全です。
CONVENIENT
全国の施工協会員が、あなたの街のDM工法施工を請け負います。
自社工場製品なので、様々な受注に柔軟に対応できます。
SECURITY
コンプライアンスを準拠した設計施工や施工データのトレーサビリティが機能しているので各種保険に加入でき、保証も安心です。
PERFORMANCE
鋼管先端部に鋼管径の3.0倍、3.5倍の先端翼を装備した地盤補強材を使用し、先端換算値5~15までの粘土質、砂質地盤に適応。地盤補強材の打ち止め時に、地盤を乱す事無く高い支持力を発揮します。
ENVIRONMENT
先端翼は鋳鉄製で多くの鉄スクラップを再利用して製造しています。 施工機械がコンパクトなので低騒音・低振動で近隣環境にやさしく、セメントを使用しない工法のため産業廃棄物となる排土もでません。
PRICE
施工機械や鋼管のサイズがΦ101.6mmと非常にコンパクトで、施工性に優れてます。製造において先端翼と鋼管がボルト接合のため溶接工程が激減。先端翼と銅管を分解して運べるため効率のよい運搬ができます。あらゆる場面でのローコスト化を実現しました。
DM工法は、小口径鋼管先端部に鋼管径の3.0倍及び3.5倍程度の大きさの鋳物(ダクタイル鋳鉄)製の螺旋翼(先端翼)を取り付け、鋼管地盤補強材として使用する、財団法人日本建築総合試験所の性能証明を受けた工法です。鋼管頭部に回転トルクを与えることによって、先端翼が地盤から推進力を受け、地上部には無排土の状態で回転貫入します。鋼管地盤補強材の構造として、先端部は先端翼によって閉塞しており、鋼管と先端翼とをボルトで接合するので、鋼管との溶接強度が支持力を制限しません。また鋳物の特長を利用して先端翼の根元と端部で厚さを変えており、地盤支持力を効率よく受ける構造となっています。
先端翼は鋳物製で、鋼製より製造コストを抑えております。また取り外して運搬できるため、従来工法より輸送コストも削減できます。素材から施工まで、あらゆる場面でコストを見直し、高性能低コストを実現しました。
このDM工法は低騒音・低振動での施工が可能であり、セメント系地盤補強工法のようにセメントミルクを使用しないので排土処理は不要。
DM工法はまさに時代のニーズから生まれた環境にやさしい優れた工法です。
GBRC 性能証明 第10-01号
特願 2007-201233
先端平均 換算N値の範囲 |
鋼管の種類 | 先端翼の種類 | 許容鉛直 支持力 Ra1*²(kN) |
|||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
鋼種 | 鋼管径 D(㎜) |
肉厚 tw(㎜) |
鋼種 | 拡翼率 シリーズ |
先端翼径 Dw(㎜) |
板厚 tow*¹(㎜) |
||
5≦Navg≦15 | STK400 | 101.6 | 4.0~6.0 | FCD450-10 | 3.0倍径 | 290 | 12 | ≦49.6 ≦99.2 |
3.5倍径 | 350 | 12 | ≦72.2 ≦144.4 |
*1 板厚(tow)は中心から103㎜の位置における厚みを示した。
*2 許容鉛直支持力(Ra1)の上段は長期許容鉛直支持力、下段は短期許容鉛直支持力を示した。
01
材料の受入検査を行い、先端翼と鋼管をボルトで固定します。
02
鋼管を吊り、先端を芯にセットします。
03
鋼管に回転力を与えて地盤中に回転貫入させます。
04
下杭を適切な位置で打ち止め、上杭を接続します。
05
所定の深度まで回転貫入させて打ち止めます。
06
芯ズレが許容値内であることを確認して施工完了します。
2010年4月19日、財団法人日本建築総合試験所より『DM(ダブルメタル)工法-小口径先端翼付き鋼管を用いた杭状地盤補強工法-』の建築技術性能証明書を認証取得いたしました。
本技術は株式会社イートンと株式会社本陣、 株式会社サムシングが共同で開発いたしました。
01
先端地盤:砂質土地盤、粘性土地盤
02
施工地盤面から本体部軸径の130倍
(13.2m)以下
03
下記の①~④の条件をすべて満足する建築物、高さ3.5m以下の擁壁および看板等の小規模工作物
①地上3階以下
②高さ13m以下
③軒高9m以下
④延べ面積500㎡以下
鋼管と先端翼の組み合わせ | 長期先端支持力(kN) | |||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
杭軸部径 D(㎜) |
拡翼率 シリーズ |
先端翼径 Dw(㎜) |
有効先端面積 Ap(㎡) |
長期先端支持力(kN) | ||||||||||
40 | 60 | 80 | 100 | 120 | 140 | 160 | 180 | 200 | 220 | 240 | ||||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | ||||
101.6 | 3.0 | 290.0 | 0.0495 | 16.5 | 19.8 | 23.1 | 26.4 | 29.7 | 33.0 | 36.3 | 39.6 | 42.9 | 46.2 | 49.5 |
3.5 | 350.0 | 0.0722 | 24.1 | 28.9 | 33.7 | 38.5 | 43.3 | 48.1 | 52.9 | 57.8 | 62.6 | 67.4 | 72.2 |
※換算N値の算出方法は粘性土の式N=3Wsw+0.05Nswとする