HITS COLUMN CONSTRUCTION METHOD

HITSコラム工法

HITSコラム工法(建築技術性能証明工法 GBRC性能証明第08-03号)

スラリー系機械攪拌式深層混合処理工法の4Cの特徴

スラリー系機械攪拌式深層混合処理工法の4Cの特徴

HITSコラム工法の特徴

01

スクリューウエイト貫入試験に対応

柱状改良の建築技術性能証明工法として、従来設計に用いる事のできなかったスクリューウエイト貫入試験(以下SS試験)の結果による設計を可能とし、コストの掛かる標準貫入試験(ボーリング調査)結果に依存することなく、ほとんどの小規模建築物で実施されるSS試験で、建築技術性能証明工法として認められたその性能を発揮します。

02

画期的な堀削ピットの形状

掘削ピット先端に配された、掘削翼の断面形状と吐出口の画期的な位置関係によって、これまでの柱状改良の欠点でもあったセメントミルクの撹拌ムラを無くし、粘性土での施工でも安定した品質を確保できるようになりました。また、その先端形状による撹拌効率の良さから、ワンストロークでの打設を可能とし、施工期間の短縮、しいてはコストの低減に成功いたしました。

03

第三者機関による品質管理システム

HITSコラム工法は、その優れた施工能力と性能に甘んじることなく、さらに進化した管理システムを構築・実用化しました。それは携帯電話とインターネット回線を使用し、現場から離れた第三者機関によって施工管理を行なうもので、施工データの改ざんや偽造から、御施主様やビルダー様の不信・不安を取り除き、長きに亘って暮らされる御施主様に、品質事故に憂うことのない安心な日々をもたらします。

04

高い防塵効果と、少ない発生残土量

HITSコラム工法を表層改良工法に代わり採用すると、施工時に発生するセメントの飛散量を大幅に抑制することができるので、近隣住民との塵害によるトラブルを未然に防ぐことができます。また、工事によって発生する残土量が大幅に減少し、コストの軽減に大きな力を発揮します。

堀削ピット

堀削ピット

堀削ピット

『セメントミルクの添加ムラ』を従来の柱状改良と比較して

従来の柱状改良では、『セメントミルクの添加ムラ』を多くの撹拌翼を設ける事で解決しようとしてまいりました。

しかし、透水性の低い粘性土では、高い圧力によってセメントミルクを吐出・添加しても、コラム端部まで行き渡る事は難しく、『セメントミルクの添加ムラ』による事故の呪縛から、完全に解き放たれることはできませんでした。

しかし、HITSコラム工法では、掘削翼前面で原土を掘削した直後、掘削翼背面を伝ってセメントミルクを圧送・添加する、その画期的な先端形状によって、『セメントミルクの添加ムラ』から脱却し、土質に縛られない均一で安定した品質を確保致しました。

『セメントミルクの添加ムラ』を従来の柱状改良と比較して

建築技能証明書

HITSコラム工法-スラリー系機械撹拌式深層混合処理法-

HITSコラム工法 建築技術性能証明書

2008年5月8日、財団法人日本建築総合試験所より『HITSコラム工法-スラリー系機械撹拌式深層混合処理法-』の建築技術性能証明書を認証取得いたしました。

本技術は株式会社イートンと株式会社本陣、 地研テクノ株式会社、株式会社サムシングが共同で開発いたしました。

HITSコラム工法概要

本工法は全ての地盤に対して一定の施工管理で良く、
0.5(m/分)で掘削し、1.0(m/分)で引揚げる。
固化材添加量は350kg/㎥で一律である。

施工サイクル

本工法は、シングル施工(下図参照)を基準とし、先端処理部分(先端1.00m)まで、速度0.5(m/分)以下、回転速度10(回/分)以上で繰返し処理を行なう。速度(掘進・引揚)及び回転速度は、対象深度での羽根切り回数が260(回/m)以上を満足するように設定した。
尚、羽根切り回数(T)の算出にあたり、撹拌翼の総羽根数における設定方法は次の通りである。
掘進時における混合攪拌は、撹拌翼のみが行なうものなので、総羽根数を4枚とし、引揚時では、最下翼の掘削・推拌翼も混合攪拌に寄与できるので、総羽根数を6枚とした。

羽根切り回数算出式

HITSコラム施工手順

本工法は、設計図書、仕様書及び施工計画書に基づいて、下記の手順で施工する。

HITSコラム施工手順

本工法の施工手順(①~⑨)

施工機本体の位置設定

コラム芯に掘削・攪拌機の中心を合わせ、施工機内に装備された傾斜計により鉛直性を確保する。

空掘り部の掘削

掘削・攪拌機を正回転させながら、掘削を行なう。

固化材スラリーの 吐出及び掘削・攪拌

所定量の固化材スラリーを吐出しながら、所定の速度及び回転速度を維持させ、掘削・攪拌を行う。

掘削完了

所定の深度に達したら(着底)、掘削及び固化材スラリーの吐出を停止する。

引抜き・攪拌

掘削・攪拌機を逆回転させながら、所定の速度及び回転速度で着底から1.0(m)まで引抜き攪拌を行う。

再掘進・攪拌

着底から1.0(m)の深度に達したら、再度掘削・攪拌機を正回転して所定の速度、及び回転速度で着底レベルまで掘進攪拌を行う。

再引抜き・攪拌

着底の深度に到達後、掘削・攪拌機を逆回転させながら、所定の速度及び回転数で引抜き提拌を行う。

空掘り部の引き抜き

掘削・攪拌機を逆回転させながら引き抜きを行う。

施工完了

HITSコラム工法協会に施工データを送信したことを確認する。

詳しくは『 HITSコラム工法協会 』の
ホームページへ

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